~日々の気になるメディアトピックを気ままにコメント分析~

Tuesday, March 1, 2011

アクテュはフランス生活の友


前々から、日々話題になるトッピックで、自分の関心がいくものについてメモしてったら面白そう、とは思っていました。

初めは、紙(画面)相手に文章打ち込んでも反応もないしねー、と無意味に感じましたが、そのうち、別に一方的なつぶやきでもいいや、たまたま見た人は読むだろうし、誰かの役に立つとも限らない、と思えてきました。

というのも、フランス生活者ならお分かりだと思いますが、フランス人は老いも若きも、ムッシュもマダムもマドモアゼルも、政治の話から3面記事にいたるまで、とにかくべらべらと話題にするのが好き。世間話をする時にも、ある程度のニュース l'actu( l’actualitéの略)の知識があると、人とのコミュニケーションがぐんと面白くなります。

ヒントになったのが、昨年2010年サッカーワールドカップ時の我が家のある出来事。

TVのニュースチャンネルから「ではお次は ‘La coupe du monde pour les nuls’(素人のためのワールドカップ講座)のコーナー!」とおどけた調子の声が聞こえてきて「まったくサッカーに疎いあなたでもこれさえ覚えれば会話に加われる!」などと言っています。

「さて、今日のフレーズは、
『まったく、なぜドメネク監督はシセを出さないんだ?
ギリシャのスーパーリーグの得点王だというのに!』
です。」

その夜、帰宅したオットにこのフレーズを伝えました。

翌日、仕事から戻ったオットは、「いや~、すごいよすごい。昨日のフレーズ本当に使えたよ」と可笑しそうに話し始めます。

全くサッカー音痴のオット、昼休みに社食でサーカーの話題になった時、すかさず
『まったく、なぜドメネク監督はシセを出さないんだ?
ギリシャのスーパーリーグの得点王だというのに!』
と、もっともらしく発してみたそう。

すると、みんな口々に「そうだそうだ、まったくだよな~、何でシセを使わないんだ!」などと熱くなって会話は続いたそうです。

私:「で、そんな知ったようなこと言って、他にも色々と聞かれた?」
オット:「全然。このフレーズをエサにその後も勝手に盛り上がってたよ」
ちなみに、オットはシセが誰であるのか、まったく分かっていません。

そう、そもそもフランス人なるものは、往々にして人の話など聞かずに自分がおしゃべりしたいもの。でも、話題についていけないからといって、ずっと黙っているのも面白くないですよね。

そこで、便利な「合いの手」があると、フランス人とのソワレも楽しくなってくるかも。ハァ~、ソレソレ!よいやさぁ、よいやさ!と、フランスの「巷の話題」に興味がない人にとっても、このブログの内容がコミュニケーションのお囃子代わりにでもなれば嬉しいな、と思います。


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