リビアの最高指導者カダフィ大佐が退散中…。リビアはさすがにもう少し持つのではと思っていたが、地理的にも先に独裁者追放を果たしたチュニジアとエジプトにはさまれて、民衆運動の勢いに抵抗できなかったか…。
帰宅してからLemonde.frのライブで様子を追っているけれど、どんなに頑強なシステムを作り上げ、40年間その上にあぐらをかいていても、風向きが変わり崩壊するときには、トランプのタワーが崩れるようにあっけないものだと実感する。
国連の派遣官僚、戦闘機によるデモ隊への攻撃命令を拒否してマルタに避難した軍の高官など、今まで政権側にいた人々が次々に陣地がえしてトップを見放すために内部から脆くなるのだと、ライブで経過を追っているとよくわかる。人間なんて、本来は現金なものだ…。
ところで、チュニジア前ファーストレディーのレイラ夫人、瀕死の夫をサウジアラビアにおいてリビアに亡命中だったはずだけど、今頃またどこかへ脱出中だろうか。
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